二日目 12/25(木) デリー デリー

レッドフォート城(ラール・キラー) ウィキペディア
 二日目早朝の2:00頃デリー空港へ着き、4:00頃ホテルで就寝。そして、二日目の朝、最初に訪れたのがここです。 朝霧の中に巨大な城壁が浮かび上がってきました。その規模の大きさに驚きました。中国西安の城壁を思い浮かべました。 大陸の人間は外敵からの備えに対する気構えが日本人のそれとはまた異なるように思えました。
 この城はアグラのタージマハルを築いたムガール朝第5代皇帝シャー・ジャハーンにより1639~48年にわたって造られた歴史ある建物ということです。
レッドフォート衛星写真 動画
25091856

朝霧のレッドフォート城
規模の大きさに驚きました。
25092046

大きな塀が延々と続きます。
中国の西安城の城壁を思い出しました。
25092848

門の向こうにまた、門

レッドフォート内部
レッド・フォートの中の写真です。
アウラングゼーブ・アーラムギル(1658年 - 1707年)
チャンドニー・チョウク(インドの浅草だそうです)
 次に、チャンドニー・チョウクという「日本の浅草のようなところ(とガイドブックには紹介されている)」へ。 ニューデリー、とデリーは、離れていると思っていましたが、デリーの郊外に計画的都市ニューデリーを作ったということでした。 だから、どこからデリーで、どこからニューデリーというのは、地元の人にはわかるのでしょうが、私にはその区別が良くつきませんでした。
 そのデリー(オールドデリー)の昔ながらの街の様子です。
25101256

チャンドニー・チョウク入り口?です。
出口?ともいえます。大きなビルで囲まれていました。
25102548

果物は世界中どこへ行っても豊富だと感じました。人参が日本とは異なったものでした。
25104106

歩いていると猿がいました。インドでは初めて、この先いろいろなところで見かけることになりました。


ジャマー・マスジット(Jama Masjid) 衛星写真
ジャマー・マスジット
インド最大のイスラム教のモスクだそうです。
靴を脱いであがりました。カメラ代200Rs、靴預かり代10Rs。
25110722

ジャマー・マスジットより望むデリーの街
25111114

チャンドニー・チョウク方面、手前の階段がジャマー・マスジットへの階段
 収容人員は約25,000人といわれています。
 この寺院の建築は、1644年にムガール皇帝のシャー・ジャハーンによって着工され、 1658年にアウラングセーブが完成させたということです。 完成までに5,000人の職人を要しました。 中には内庭が広がり、東の門の桟敷は大理石の板を席とした貴賓用と、 砂岩の四角い板を席とした庶民用とに分れていて、大きな礼拝はすベてここで行われます。 また、この礼拝堂が頂く3つのドームは白と黒の大理石でストライプ模様に装飾されており、 タジ・マハールやラール・キラーとともに皇帝シャー・ジャハーンが残した傑作の一つに数えられています。
インド門(India Gate) ウィキペディア 衛星写真
 インドのデリーにある慰霊碑。第一次世界大戦で戦死した兵士(約8万5千人)を追悼するために造られました。
25123942

インド門を背景に記念写真
25123358

インド門よりラージパト通り、大統領府を望む
と、いうことです。私達が訪ねた日は多くの人で大変なにぎわいでした。
 第一次世界大戦といえばヨーロッパが主戦場の戦争。 なのに、これ程多くのインド人が犠牲になっていることに驚きました。 イギリスの植民地だったためにイギリス兵として、前線で犠牲になったということです。
 高さ42mのアーチには、第一次大戦で戦死したインド人兵士の名が刻まれていました。 東西に伸びるラージパト通り(Rajpath)により東端のインド門と西端の大統領官邸が結ばれています。
ラージガード(Raj Ghat) マハートマー・ガーンディーの慰霊碑
ラージガード
ラージガード(Raj Ghat)入り口
 ヤムナー川の河畔に造られた故マハートマー・ガーンディーの慰霊碑のある公園です。 上の写真中央が慰霊碑です。
慰霊碑の献花

 インド建国の父マハートマー・ガーンディーは1948年1月30日に暗殺されましたが、 この地で火葬され、遺灰が川に流されたということです。
修学旅行
ここには黒大理石でできた慰霊碑が置かれており、 台座には彼の最後の言葉「ハレラマ(おお神よ)」が刻まれていました。
 多くの礼拝者が来ていて、たくさんの献花がされていました。

 また、修学旅行の女子高校生が見学に来ていました。 インドでは、修学旅行、遠足などは冬休みに行うということでした。

 現地ガイド、ジンさんの言葉よりも、マハトマ・ガンジーがとても慕われていたということが伝わってきました。
クトゥブ・ミナール、クトゥブ・ミナーレ(Qutub Minar)
ウィキペディア ユネスコ世界遺産
25145538

敷地はとても広かったです。
見るからに古そうな建物が沢山ありました。
25145602


25145644

25145726

精巧な細工に驚きました

25151536

世界七不思議の一つといわれる鉄柱
25150048

赤砂岩に彫刻されたものです。
インドでは、この赤砂岩が多く用いられていました。

25150234

礼拝するところと思います。そのいわれを忘れてしまいました。
何れ調べて記載します。
25150806


25151622

柱には、異色な彫刻がされていました。どれも素晴らしいものでした。
25151914

柱の模様は全て異なっていました。

クトゥブ・ミナーレ は、高さ72.5m、5層からなるインドで1番高い石造りの塔ということです。 ガイドさんによれば、もともとは90mあったが雷で崩れて今の高さとなっているのだそうです。 塔の直径は基部が15m、最上部では3mと細くなっていますが、重量感のある堂々とした建造物でした。

ミナーレ という名前がついていますが、アザーンのためではなく、 トルコ系ムスリムで奴隷出身の将軍アイバクがラージプトを倒しデリーを征服した記念として建設した「勝利の塔」です。 初めて支配することになったヒンドゥーの地でイスラムの優位を誇示するねらいがあったようです。

クトゥブ というのはアイバクがクトゥブ・アッディーン(宗教の軸)と自称していたことからきています。 もっとも、1193年に建て始めて土台部分を造ったところでアイバクは亡くなったので、 後継者が引き継いで、完成させたといわてています。

近づいて みると、赤砂岩が張り付けられた表面は、縦に半円形と3角形のリブが交互に繰り返され、 横にコーランの文字が幾重にも帯状に刻まれていて、無骨だが逞しさが感じられます。

頂上に 上がるために379段の階段があるということですが、20年くらい前、 遠足に来ていた学生が将棋倒しになり60人が亡くなったので、現在は中に入れないということでした。

世界七不思議 敷地内には、4世紀に建てられ1600年余りも腐食せずに倒れず立っている高さ7.2mの鉄柱がありました。 世界七不思議の一つということです。

ムガール帝国 の遺跡ばかり見てきたので、ここの遺跡は、少し雰囲気が変わっていて、 インドの歴史の深さを感じました。
フユマーン廟
フユマーン廟
25171000


25171016


25171036

 ムガル帝国第2代皇帝フユマーンの廟。 赤砂岩の建築であるがドームと装飾には白大理石が使われています。 西門から噴水の配された広大な四分庭園の奥にこの廟がありました。
 この廟がその後ムガル建築の原型といわれ、タージマハルにも影響を与えていったということです。

 左に、この廟へ近づいて行きながらの写真を掲載してみました。
25171310p

 そして、上の写真は、廟へ上がってからその周りを写真に納めてみました。
この時、日暮れとなり、その場に居合わせた私にとってはとても感慨深いものでした。
デリー駅
25182048

デリー駅。
到着したときの写真
25182240

駅の傍の食べ物屋。ここで、ガイドのジンさんが夜食を仕入れてくれました。

25184424

汽車待ちをするときのホームでの様子。
24日、クリスマスの日ということでいつにも益しての混雑だそうです。
25192010

私達が乗る汽車待ちをしている間に到着した列車の様子です。とても混雑していました。

 アッという間のインドでの一日目でした。
 これから、デリー駅より夜行列車でベナレスへ向かいます。

 「インドの列車の時刻はでたらめだ。」 と、いうことは知識としてしっかり詰め込んできたつもりです。 また、「夜行列車がとても楽しかった。」と、いう経験記も多く見かけてきました。どうなることやら。「ワク、ワク」

 寝台車は、二等寝台車。一両に48人乗れました。 通路を隔てて片側上下2人、同じ幅で反対側4人、この枠が8枠ありました。

 妻と私は、上下2人の方のベッドに寝ることになりました。妻が上段です。 ベッドには読書灯が付いていましたが、妻のベッドの読書灯は壊れていてつきませんでした。 懐中電灯を是非とも用意したいものです。
 右下の写真を拡大するとわかるように駅の時計の時刻は19:18です。 出発は21:00過ぎでした。 次のベナレスのページに記載されているようにムガール・サライ駅到着は10:12です。
約13時間の列車の旅となります。
夜行列車
デリー 鉄道 ムガール・サライ

少々時間を要します
鷹渡HOME HOME
旅行記サーチ
海外旅行記とガイドブックをグルメ、 テーマのある旅
ドライブ、音楽、スポーツなどテーマで分類されたサイトです。
Special Thanks
このサイトはHeTeMuluクリエータ ヘテムルクリエータ
で作成しました。 とても使いやすいエディタです。
ページ内のメニュー